スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

2023-01-01から1年間の記事一覧

退職後の食生活について ~まごはやさしいメニュー~

早期退職をしてからやる事は尽きませんが、規則正しい生活を心がけて運動をするほか、食事にも気を使うようにしています。 現在は、ダイエット効果も期待して、「まごはやさしい」のメニューで食事をするようにしています。ただし、できる限り手間を省くため…

正しさを人に押し付ける態度について ~メディアが「大衆(オルテガ)」にならないために~

JAXAのH3ロケットの打ち上が、直前に異常が検知され中止となりました。 これが、共同通信(およびその配信記事を使ったメディア)では「失敗」と報じられました。 記者会見で「失敗」と認めないJAXAの担当者の態度が頑なだとして、共同通信社の記…

和三盆糖の魅力 ~ダイエットの御供???~

50代半ばから体重はさほど変わらなくても、体形が変化するのを感じるようになりました。 退職を機に、体を絞ろうと思い立ちました。 身体を絞る方法としては、「食事よりも運動」を主に考えました。 歩くのは嫌いではないし、テニスも大好きで定期的にやっ…

プロフェッショナリズムとヒューマニズムの境界線 ~上級国民の逮捕について~

仕事をしていた時、職場の窓口に年配の男性がいらっしゃいました。 私のところに来て「大変お世話になりました。さきほどすべて片づけてきました。」と御礼を言われたのですが、とっさに何のことかわからず、「それは、よかったですね。」と適当な受け答えを…

完全に正しい価値観について ~セクハラと言われたら反論できないことの問題点~

「ミニマリストは貧乏くさい。」 「ブログは自分のプライバシーを晒す。何が面白いのか。」 と言われました。 酷いことを言うなと思う反面、そういう見方もあるし、気を付けるべき点もあるなと思いました。私としては、「スタイルのある(貧乏くさくない)ミ…

投資を理解するために、投資から撤退すべき時について考える。

今まで、投資の重要性について書いてきましたが、でも投資はいいことばかりなのでしょうか。 投資を勧められた際に、私自身とても疑問に思いました。 これまで私は、個人の金融資産としてアメリカのインデックス投資信託がよいのではないかと書いてきました…

人生のお手本~沢木耕太郎さんのかっこよさ~

先日、沢木耕太郎さんがNHKの番組でインタビューを受けておられました。 そのブログで「かっこいい」と書きましたが、私が考えるかっこよさのポイントについて書いてみたいと思います。 hatasan2.net 1 外見 今回、沢木耕太郎さんは、黒のタートルネックに…

退職後の人生は迷って当たり前~決めるまでは迷え、決めたら迷うな~

これからどうしようか、ここ半年考えていました。 退職した後、立ち止まる期間は無制限、ゆっくり考えようと思っていましたが、他方で、なんだか焦る気持ちもありました。 人が働いているのに自分だけ働いていない感覚も少なからずありましたし、期間は決め…

国やマスメディアが騒ぐと給料が上がる不思議な国 ~素朴な疑問~

ユニクロの従業員の給料が最大で4割上がるそうです。 いいですね。 その後、それに追随する企業が出てきています。これもいいことなのでしょう。でも、なんとなく違和感がぬぐえません。 企業は利益が出たら、設備投資、株主への配当などに使い、次に従業員…

早期退職後の人生について半年考えた。動き出すことにした。

昨年7月に早期退職をしました。 退職するに際しては、「もう限界」、「早く辞めたい」とずっと考えていました。 でも、巷には、「退職するならば、退職する前に進路を決めてからでも遅くはない。」、「転職先を探してから転職すべき」という言説が大手のニ…

パワハラをする人は、自分を被害者だと思っている。

今回の記事は、心理学的分析ではありません。経験です。 私は、退職する前10年以上、何人もの職場内ではかなり有名な問題職員と一緒に仕事をしてきました。そういう人事については言いたいこともありますが、今回は置いておきます。 話を戻しますが、問題…

前の職場に見切りをつけて退職、今までにやってきたこととこれからの課題 ~退職後の生活(途中経過)~

去年7月に退職して、本当の働かないおじさんになってから、約半年が経過しました。 これまでやってきたのは、一言で言えば生活を立て直すこと。 まず最初の1か月は、とにかく休みました。在職中は激務でしたので、想像以上に疲れがたまっていました。8月…

直立二足歩行は一夫一妻制に適合している? ~更科功「美しい生物学講義」~

文系人間の私ですが、時々、理系の本も読みます。 アウストラロピテクスが直立二足歩行をし始めて、人類は武器を手にすることができるようになった。だから、人類は生存競争を勝ち残ってきた。 そう言われると、なるほどそうかと納得してしまう文系人間です…

ひっ迫を繰り返す医療現場は日本社会の縮図だと思う。

数日前に、救急隊員が居眠りをして救急車が事故というニュースがありました。17時間連続勤務だそうです。 コロナ確認から3年、何度もコロナの流行があり、その度に医療現場のひっ迫、保健所が回らないなどと言われますが、改善されない。救急車の事故も、…

激しいストレスで苦しい時の精神的な対処法・考え続けないこと

仕事をしていた頃、人間関係や押し付けられた仕事について考え出したら止まらなくなって眠れなくなることが、よくありました。眠れないと体力も削られて、やがては精神的に参ってしまいます。 そういう時にどうしたらいいか。 今では、自分なりの一つの方法…

足るを知ることが、幸せな人生につながる。 ~塵芥居士「丁寧な暮らしをする餓鬼」を読んで~

「丁寧な暮らしをする餓鬼」(塵芥居士著)という本を、東京国立博物館のミュージアムショップで見つけました。 とても面白いです。 ほろっとさせられるところもあります。 丁寧な暮らしをする餓鬼 (コミックエッセイ) 作者:塵芥居士 KADOKAWA Amazon 「餓鬼…

子育てをした親が考える「異次元の少子化対策」(2)(少子化対策の提言)

前回、現在の子育て環境の問題点として、 1 体力的な負担が大きすぎる 2 経済的、金銭的な負担が大きい 3 精神的負担が大きく、生活が硬直化する ということを挙げました。 解決法を考えてみたいと思います。 個人的な思い付きのようなものですが、こうい…

子育てをした親が考える「異次元の少子化対策」(1)(現状の問題点)

1 異次元の少子化対策の内容(提言) 少子化対策のメニューについては、これから出てくるのだと思いますが、勝手ながら、個人的な提言を書いてみたいと思います。長くなるので2回に分けて記事をアップします。 最終的な結論としては、 1 保育、教育制度を…

今、東京では長谷川等伯の多くの作品を同時に見ることができる。(東京国立博物館、サントリー美術館)

長谷川等伯の作品を観てきました。 今、東京では、東京国立博物館の「松林図屏風」と、京都の智積院の襖絵「楓図」が同時に観られます。(確か、もうすぐ終わります。) 松林図屏風については毎年正月に東京国立博物館で展示があります。それに加え、今年は…

「人と比較すること」が人を不幸にするか。

「人と比較することで不幸になる」と、最近よく言われます。 他人が評価の基準になっていて、「他人に比べて自分はだめだ」とか考えていると、結局、自分はどうしたいのかがわからなくなったり、やる気が起きなくなってしまいます。 他方で、いろいろなこと…

自分の人生に最も大きな影響を与えた作家(沢木耕太郎「天路の旅人」)

作家の沢木耕太郎さんがNHKのインタビュー番組に出ておられました。(昨日、令和5年1月10日) かっこいいですね。 大昔、大学受験に失敗した時に、予備校で紹介された「敗れざる者たち」を読んで深く感じ入りファンになりました。2度目の受験の前日に「…

アルコール依存になるところだった。(中島らも「今夜、すべてのバーで」を読んで気づいたこと)

アルコール依存症になるところだったと、最近気づきました。 振り返ってみると、退職から3~4年前ころから、お酒の飲み方が変わっていました。 当時、職場では6人のチームで仕事をしていましたが、3人は子育て中のお母さん、2人はまだ経験の浅い男性、…

呪術廻戦0と村上春樹さんの小説「7番目の男」

映画「呪術廻戦0」を見ました。よかったです。 人の暗部をえぐるようなアニメですが、考えさせる作品です。 正しいことばかりを追い求める現代社会で、なんでこういう作品が出てくるんだろうなとも思いました。ジブリがアニメを日本の誇るべき文化へ押し上…

人生におけるリスク分散(B・ラッセル幸福論)

「関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなる」と哲学者のバートランド・ラッセル(幸福論)は言ったそうです。 そして、幸福はいくつかの要素で構成されているけれども、「成功」というのは幸福の1つの要素に過ぎないから…

今、投資が勧められているうわべの理由と本来の必要性について

政府が旗を振って、各自が投資をするように誘導しています。 これって、どういうことでしょうか? メディアでは、年金制度がうまく行かなくなってきて、国民に自助努力を促していると言われます。流行りの自己責任です。 必要性としては、間違ってはいないと…