50代半ばから体重はさほど変わらなくても、体形が変化するのを感じるようになりました。
退職を機に、体を絞ろうと思い立ちました。
身体を絞る方法としては、「食事よりも運動」を主に考えました。
歩くのは嫌いではないし、テニスも大好きで定期的にやっている。加えて、退職とともにランニングを取り入れたので、すぐに体重も落ちてきて体も絞れてくるだろうと考えていましたが、現実は違いました。
数か月試しても、全然、変わらない。
40代までは相当の効果のあった方法が、全く通用しない。
運動中心のダイエットに限界を感じて、年明け頃から1か月ほど、「あまり気が乗らないけど食事に関しても何か手を打つ必要があるかなあ」と考え始めました。
それまでは、基本的には肉、野菜をバランスよく食べるというくらいで、それほど食事に気を使ってはいませんでした。
ネットで調べたり、本を読んだりして、情報を収集しました。
すると、さすがにダイエット関係については情報が多く、何が正解なんだか混乱するばかり。それでも、一応の方針として、「これだけ食べれば痩せる」とか「これを摂らないようにしたらやせる」というダイエットはやめることとしました。
理由は、バランスが悪くなるから。「化学物質=悪」みたいなことが書かれている物も見ましたが、それもやめました。現代社会でそれは不可能だし。
逆に、バランスよく栄養を摂ることを前提としていて、なおかつ難しくない方法を探したら、なんとか見つかりました。「図解 ダイエットは運動1割、食事9割 」(森 拓郎 (著))という本で紹介されていました。
食事については、よく言う「まごはやさしい」を基本にすることなどが書かれています。詳細は書籍に譲ります。
肉、野菜を中心とした食生活から、魚、いも、やさい等をバランスよく摂る食事に転換してみました。
現時点でメリットを感じているのは以下のようなところです。
1 バランスよく栄養が摂れる。
ま ⇒ 豆
ご ⇒ ごま
わ ⇒ わかめ
や ⇒ 野菜
さ ⇒ 魚
し ⇒ しいたけ
い ⇒ いも
7種類のカテゴリーの食材を摂るようにすると、当然、食事のバランスはよくなります。当たり前です。
2 コストが下がる。
7種類もの食材を買い求めるとなると食費がかさむのではないかと思っていましたが、そうでもありませんでした。肉と魚を比べると、圧倒的に肉が安いのですが、7種類の食材を食べることを意識すると、少量を数回に分けて食べることになるので、却って安くすみました。
ごまとか、わかめは、長期保存ができて経済的な食材ですし。
3 手間がかからなくなった。
意外だったのは、手間が減ったこと。
何種類もの食材を料理しないといけないから、めんどくさいかなと思っていましたが、7種類の食材を使った料理を1回で食べきることは不可能なので、数回に分けて食べることになります。魚もそうですし、野菜、いもなども同様です。
魚1尾、ほうれん草1把、さつまいも1本、・・・とかって1度には食べきれません。
自然と、1度作った物を何回かに分けることになり、手間が少なくなりました。
油での調理が少なくなり、掃除が楽になるという特典もありました。
結構いいことばかりです。和か洋かということになれば、和に傾きますが、そういう食事が嫌いということでもなければ、おすすめです。
運動はこれまでどおり続けて、食事を「まごはやさしい」方式に変えてから1カ月、体重は減少傾向です。2キロほど減りました。寒い時期で、運動はできないことも多かったので、体重減少の原因は食事だと考えられます。
ついでですが(でも、ここが重要なのかもしれませんが)、食事の内容を変えた当初は何となく物足りない感じがして、チョコとかアイスとか甘いものをよく食べていました。おっさんのくせに。
直感的に、「これってよくないよなあ」と思っていたところ、いいものに出会いました。
六本木にある和菓子屋さん、青野総本店の「干菓子(打ち菓子) 和三盆糖製 」がおいしい。和三盆糖のふわっといたあまさの塊が、口の中ですっと溶けていきます。
もちろん、たくさん食べたらチョコと同じなのかもしれませんが、高級感があってがっついて食べるようなものではないから、少量で済みます。
私は、コーヒーと共に1個か2個食べますが、これがぜいたくな時間になります。
これで1個30円。(笑)
干菓子(打ち菓子) 和三盆糖製 サービスケース 青白(緑白)くす玉(20入) | ばら売り | | 和菓子の老舗 東京 六本木・麻布 青野総本舗 (makeshop.jp)
ぜいたくな時間を味わいながら、和のダイエットを続けてみたいと思います。