退職をするとお金のことが心配になります。
再就職をするにしても、それまでの間は収入はありません。他方で、支出はなくなることはありません。
だから、どうしたら支出を減らすことができるのか真剣に考えました。試行錯誤をしましたが、最近、自分の嗜好や考えを整理して一つの方法にたどり着くことができました。
結論から言うと、
・本が好きな人
・ジョギングを習慣にできる人
・料理をすることを厭わない人
は、劇的に支出をカットすることができることがわかりました。
1 本が好きなこと
仕事を辞めると時間ができます。多くの人は趣味に生きたいと考えたりします。
読書は、あらゆる趣味のうちで、多分、最も安上がりです。図書館で借りたら、限りなくコストは0です。
それにもかかわらず、大きな人生への恵みをもたらしてくれます。
2 ジョギングを習慣にできる人
走るだけですから、当然、これもコストは0。読書と同様です。
気持ちいいし、健康にいいことは言うまでもありません。
3 料理をすることを厭わない人
自炊できると大きく支出をカットできます。「一人暮らしならば外食の方が安い。」という人がいますが、多分違います。
安く外食しようとするとどうしても偏った食事になりがちです。バランスよく栄養を摂ろうとすると、それなりのコストになってきます。
自分で考えて、適度な量でバランスよく栄養を摂る事ができれば、健康にもいいし、ダイエット効果などにも直結します。
書いてみると「何て当たり前なんだろう」と思いますが、一度、読書とジョギングと自炊だけという生活を体験してみることを強くおすすめします。
落とせるところまでコストダウンしたら、「でも、やっぱりこれはやりたい。」ということが出てくると思います。
その段階で、そういうことを付け加える。
仕事をしていると、自分の生活を見直すということが本当に後回しにされます。よく考えてみれば自分の人生に必要ないことをだらだらと続けています。
自分自身、仕事を辞める前は、
・カフェでゆっくりしたい。
・旅行とか外食とかを楽しみたい。
・新たな遊びも経験したい。
等々、妄想していましたが、結局、よく考えてみたら、
・読書して
・ジョギングして
・自炊を楽しんで
いたら、自分は基本的には満足なんだということに気づきました。
旅行は、余裕ができたときに行ければいいし、外食も思ったほど魅力的ではない(最近は特に混んでるし)。
基本となる最低限の生活ができたら、お金を使ってでもやりたいことを考えます。
私は、趣味のテニスをやっています。スクールには通っていません。私的なサークルに入れてもらっていて、その付き合いでそこそこのお金はかかります。コート代(わりかん)とたまにある飲み会くらいですが。
あと、それ以外の交際費もあります。もとの職場や趣味を通じて知り合った人との交流が少なくないので、そのためのお金は必要です。ただ、これも自宅を徹底的に断捨離したことで人を招くことに抵抗がなくなり、コロナ感染防止の観点からホームパーティ形式で飲み会をやってみたところ思いのほか好評で、今では家に人を招いて懇親を深めることの方が多くなりました。たくさん外食する人に比べると、著しく安く上がっています。
また、再就職をしてから間もなく半年が経ちます。有給休暇を取得できるようになるので、そうなったら一人旅をしようと考えています。
こんな感じで、生活を整理したら、人生を無駄なく、でもめいっぱい楽しんでいるという実感が持てています。
モノを減らすというミニマリズムとは、やや話はずれますが、生活をシンプルにして、充実した人生を目ざすという視点からは、発想は同じだと思います。
だれかの参考になればいいな・・・と夢想しています。