前回の記事で、市場が健全に機能していることが投資の条件であること、アメリカの市場は比較的健全な市場であることに言及しました。
ただし、未来永劫そうかというと、そうではない、ということを今回考えようと思います。あくまで私の考えですけど。
最近、アメリカがベネヅエラの大統領を拘束するということがありました。そして、アメリカは、それに引き続いてイランの各施設を攻撃しました。これって、どういう意味があるのか? 我々個人が投資をするにあたって考えるべきことって何でしょうか?
トランプ大統領って、日本のSNSやメディアでは、気まぐれでよくわからない人、何をするかわからない・・・等と言われます。本当にそうでしょうか?
全然違う・・・とまでは私も言いませんが、「気まぐれ」というのは的外れだと思います。相当考えた上で行動していると思います。
ベネヅエラ、イランの件は、「経済的に見ると、」アメリカが経済的な覇権を守るためには不可欠な行動だったように、私には見えます。
説明を試みます。
もともと中東の石油を取引する際にはドルで取引する必要がありました。この点は歴史的には色々な経緯がありますが、ここでは詳しくは述べません。
ここで言いたいのは、中東の石油を取引するにはドルがなければならない、最近までは、そういうルールだったということです。だから、石油の取引をするすべての国はドルを準備しなければならなかった。
言葉を代えて言うと、ドルは基軸通貨だったということです。
基軸通貨ということの恩恵は計り知れません。やはり、ここでは深く触れませんが簡単に言うと、為替リスクが無い、貿易赤字があっても自国通貨(ドル)を発行することで
補える・・・等々です。アメリカにはそういうアドバンテージがある。
ところが、膨大な石油の埋蔵量のあるベネヅエラやイランは、石油の決済をする時に人民元もOKと言い始めた。中国の人民元が基軸通貨になるのか???という方向に舵を切ったわけです。
アメリカがこれを許すはずがない。
これが根底にあるんだと思います。
この問題については、専門家でも色々な言説があり、ここで逐一紹介することは不可能です。ただ、「従来通り個人的にアメリカの株式に投資をして大丈夫か?」と考える材料になるし、考えなきゃいけないんじゃないかと思います。
考えてみたところでは、現状はアメリカ中心の経済であることはしばらくは変わらない。アメリカは自国が損をするようなことにならないように動いている。具体的には人民元が基軸通貨に近づいてくるのを阻止している。
相当端折って言えば、これが今の国際的な動きと言っていもいいと思います。
そうすると世界的な視点で見た時、アメリカ中心の経済体制は維持され、結果的にアメリカの維持してきた市場も温存される。ということは、市場が安泰である以上、アメリカの株式、投資信託へ投資をするという方針は変えなくてもいいということになると思います。
未来永劫アメリカンの市場が安泰かどうかはわからないけれど、まだしばらくは大丈夫だということです。
一応、そんな風に考えて、私は投資を継続しています。
