スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

退職から人生再構築へのモデル(13) ~退職前に準備すべきこと(5)(投資の必要性)~

私は、昨年(令和22年)夏に33年間の公務員生活にピリオドを打ちました。

それなりの期間仕事を続けてきて、ある程度の蓄えはありましたが、仕事をしながら「本当にその蓄えで退職して大丈夫か」ということについては、よくわかりませんでした。本当に大丈夫かどうかを考えたのは退職した後です。

 

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今年夏で退職してからちょうど1年になります。1年間自分の状況を見つめなおしたり、考えたことを書いてみようと思います。

 

 

前回、投資についての方向性について書いてみました。

私の投資についての考えは、このブログの「お金のこと」というカテゴリーにまとめてありますので、それも参考にしていただければ幸いです。

 

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簡単に結論だけを言ってしまえば、退職を決断するには投資が軌道に乗っていることが不可欠だと私は考えています。

 

 

投資の方法については、前回紹介した本を参考にしていただければいいと思います。その方法を30年前から実践してみての考えを、今回まとめてみます。

 

「投資」を語る時に、セットで語られることは「リスク」です。

投資は預貯金とは異なり、元本割れのリスクがあります。基本となる株式について考えてみれば当然のことと言えますが、少し掘り下げて、現代社会で投資を上手にするのと、預貯金とどちらがリスキーなのかを考えてみます。

ただし、ここで「投資」というのは、アメリカのインデックスファンドへの投資のことを言います。

 

 

現在の資本主義社会を前提とすると、アメリカのインデックスファンドに投資するということは、資本主義経済全体に投資するのとほぼ同視できます。資本主義経済社会全体としては、それが始まってから短期的な好景気不景気はあるものの、一貫して全体としての株価は上がり続けています。

この株価の上昇に連動して投資しているのが、アメリカのインデックスファンドです。

だから、これに投資をしてきていれば、長期のスパンで見れば金融資産が増え続けてきたということです。これは、統計的な事実です。

 

もちろん、中身は株式が主ですから、「これからは下がる」というリスクも絶対ないとは言いません。ただ、全体としての株価(アメリカのダウなどの経済指標が示している株価)は、1929年の金融恐慌前から見ても上がり続けています。

誤解を恐れず、ざっくりした理解のために言えば、理論的なリスクは否定しないけれど、100年近くの間、資本主義経済社会全体の株価は上がり続けているということです。

 

これに対して、預貯金はというと、額面上の元本割れはもちろんありません。

ただし、基本的には増えることはありません。また、インフレリスクがあります。現在の日本では急にインフレが起きている状況ですから、額面上は元本割れをしていなくても実質的には預貯金額は目減りしています。

 

 

細かい理屈よりも、ざっくりとした結論を書きました。

詳細を知りたいという方は、前回紹介した本3冊をご覧になれば、極めて丁寧に説明があります。これを前提に考えると、預貯金とインデックスファンドへの投資と、どちらのリスクの方が大きいかは明らかだと思います。

当面必要なお金は預貯金として、そうでないお金は投資に回すのが賢いやり方だと思われます。

 

 

次回は、投資による利益は年にどのくらいで、それを前提に退職後の収入をどうしていけばいいかを考えていきたいと思います。