具体的な投資の方法としては、以下のとおりです。
1 ネット証券
ネット証券以外の証券会社はおすすめしません。
2 インデックスファンド(投資信託)
アメリカのインデックスファンドがいいと思います。
3 積み立て
1 ネット証券がいい理由
購入、売却手数料が安く、勧誘がないことです。
長期継続的に投資をする場合には、手数料はバカになりません。数パーセントとか言っても何度も積み立てているとそれなりの金額になります。無駄です。
ネット証券では電話勧誘はありません。想像したらわかると思いますが、担当者からしつこく勧誘されるのはそれだけでストレスです。また、日本の証券会社、銀行(ゆうちょ銀行を含みます)は日本の商品を勧めますから、それだけで対象外でしょう。
どのネット証券を選ぶかはネットで検索したら比較サイトなどもありますので、わかりやすいと思います。結論としては、アメリカのインデックスファンド(投資信託)を扱っていてその購入、売却手数料が無料のところを選べばいいと思います。有名なネット証券の大体はこの条件を満たすと思います。
2 インデックスファンド(投資信託)がいい理由
運用手数料が格安なこと、実は運用成績がいいことです。
必要最小限の説明ですが、インデックスファンドとはS&Pとかダウ平均とか(聞いたことあると思いますが)と同様の値動きをするように設計された(おそらく指標が対象としている企業群に投資するなどしている)投資信託のことです。
投資信託というのは、個人で個別に株を選ばなくても株をパッケージで買うことができる金融商品で、運用会社が適当な複数の金融商品(株式、債券など)にバランスを考えて株を購入して利益を分配してくれます。運用会社が選ぶ金融商品(株式、債券など)の内容によって多くの種類の投資信託がありますが、その中でも選ぶ金融商品(株)が大体経済指標と連動する値動きをするものに投資をするのがインデックスファンドということだと思います(ざっくりした理解です。本当に正確に説明しようとするとわけがわからなくなるので)。
このようにインデックスファンドはある意味機械的な運用がされるものなので、運用手数料が格安です(これは1で書いた購入、売却手数料とは別のものです。ただ、インデックスファンドでも株式と同じく分配金が発生しますが、これまでの経験だと運用手数料は分配金でまかなえている印象です。)。
また、インデックスファンドの性質上(機械的に景気全体と連動するように投資する)、大きな利益も出ない代わりに、比較的大きなリスクもないということになります。なんかつまらない感じですが、深堀りすると面白いこともあります。
インデックスファンドに対して、特定の銘柄や業種など大きく伸びそうなところを選んだ投資信託もあります。アクティブファンドと呼ばれます。ここでは結論だけ書きますが、統計的にアクティブファンドがインデックスファンドの利回りを上回るかというと必ずしもそうではないのです。この点は、ネットでは色々な説明(投資の目的による、運用手数料が影響している等)がされていますが、本当にどちらが運用成績がいいかをきちんと書いたものは少ないと思います。
マニアックな部分になるかもしれませんが、なぜかは考えてみると面白いです(すみません。とてもここでは書ききれません)。
ざっくり言うと、インデックスファンド運用成績は悪くないということです。
3 積み立てがいい理由
めんどくさくないことと、計算上の利益が最大化されることです。
利益が最大化される点については、「ドルコスト平均法」というキーワードで検索すれば詳しい説明、わかりやすい説明が出てきます。
要するに効率よく投資ができるということです。
ネット証券のサイトで自動でやってくれますので、家計の中で投資する金額を最初に確保することもできて、着実に資産形成することができます。
ちなみに、私は毎月定額を積み立てしながら、余裕があるときにはそれにプラスして、「安いかな」と思える時期に投資信託を購入していました。多少の楽しみになります。
4 まとめ
(1) 早期にネット証券に口座開設する
(2) アメリカのインデックスファンドを探す
(3) 毎月定額を投資するようにネット証券のサイトで設定する
というのがいいと思います。
4回に分けて、退職と関連して投資の始め方について書きました。概要はこんな感じです。今後は、機会を見て、スポット的に自分の考えを述べようと思っています。