スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

ハラスメントやストレスから自分を守るために距離を置くことの大切さ

現在、職場でハラスメントやストレスに晒されている人、結構いますよね。大丈夫でしょうか?

私も随分経験しました。

 

ハラスメントされる人って、優しい人、気を使う人、気の弱い人が多いですよね、仕事ができる人に対してハラスメントが起きることも多いです。

ハラスメントする人というのは、意図的に意地悪をする人もいますが、自分は被害者だと固く信じて人に当たる人などもいます。

ハラスメントの内容としては、できるはずのないこと、できない量の仕事を押し付ける、仕事のやり方にいちいち難癖をつける、無理なことをやれと「切れる」、間違いを執拗にとがめるなどがありますが、最近は部下が、仕事をしない、上司や周囲に「切れる」、同僚同士で喧嘩する、細かい問題に執拗にこだわるなども多いです。

 

私も退職する前には、周囲に必ずそういうハラスメントをする人が何人もいました。

また、もう20年近く前になると思いますが、ひどいパワハラを受けたことがあります。ハラスメントという言葉が社会的に認知され始めた頃でした。

その頃から随分時間が経ちましたが、ハラスメントに対して何の手も打てない状況というのは、今も昔も全然変わりませんね。

 

セクハラについては企業や組織にとって対外的なイメージがあるので前よりは前進している感はありますが、それでも依然としてポーズだけというところがあります。パワハラモラハラなどは職場内で訴えても、「指導の範囲内」とか、「現場で何とかしろ」とか、話にならない状況でした。

具体的に行動を起こして解決した人、ハラスメント110番とかいろいろありますけど、それで解決した人は幸運と言ってもいいのではないかと思います。大体はぐだぐだに終わるか、見当はずれのリアクションが返ってくるのが関の山です。

 

ハラスメント対策は、はっきり言って、自己防衛しかないのが現状ではないでしょうか。

今回は職場でハラスメントを受けた際の防衛方法を書いてみたいと思います。一応念のため申し添えますが、私は医師ではありませんので、これは経験を踏まえた意見です。

 

私が20年前にパワハラを受けた時は、それをきっかけに鬱病を発病してしまいました。それから休職→入院→職場復帰→体調回復までは、本当に長い道のりでした。

それでも、私は、ハラスメントや職場のストレスと付き合いながら、体調を回復することができました。体調が完全に元に戻るまでには10年以上かかりましたが、幸いその後はメンタル面で体調を崩すことなく今に至っています。

メンタルで体調を崩してから完全に回復する人は多くはないし、また、再発している人も多いというのが実感ですので、私は本当に運がよかったと思います。

 

ただ、他方で運だけではなく、どうしたらいいのか本当に真剣に考え続けてきました。

そこで気づいたのが、意図的にハラスメントをする人から距離を置くことの大切さです。がっかりするような単純な結論かもしれませんが、解決策としては、ハラスメントやストレスの元となるものから距離を置くということしかないと思います。

具体的なことを書いてみたいと思います。

 

1 物理的に距離を置く

その人に現実に近づかないようにします。気に入られようと会話をしたり、忖度をして相談をするなどはできる限りやめた方がいいです。単純に見ないようにするというのもいいと思います。

自分から近づいて被害を受けている人って、意外といるんです。気を使っているのかもしれませんが、ハラスメントをするような人は、気を使っても使わなくても、現実は変わりませんので、無駄です。

 

2 心理的に距離を置く

職場である以上、なかなか物理的に距離を置きにくい場合もあると思います。

席が近くであるとか、仕事上付き合わざるを得ない(それが仕事)とか。そういう時でもその人のことを考える時間をできる限り少なくすることはできます。

「気になって仕方がない。頭に浮かんできてしまって簡単に考えるのをやめられない」と言う人もいますが(私もそう思っていました)、意識して考えるのをやめるようにした方がいいと思います。

どうしてもできない時もありますが、意識したらやめられることも結構ありますからやってみて損はないと思います。

 

3 休日などは休む

物理的に距離を置けているのに、その人のことを考えてしまうということもあると思います。そういう時も、できる限り考えることをやめて、しっかり休むようにします。

休日はその人のことを考えないよう忘れて過ごします。「考えても、何も変わらないのだから、考えるだけ損」という意識を徹底します。

休日や就寝時に忘れることは、実は非常に重要です。もちろん頭に浮かんできてしまうことはありますが、「いけね!考えるのやめよ」と考えて、すぐにやめて、休日などをしっかり休んだり、楽しんだりするようにします。

 

4 病院を利用する

ハラスメントをする人や仕事のことが気になって眠れなくなったり、早朝に覚醒するなど睡眠に差しさわりが出たら、極めて危険な状況です。少なくとも病気一歩手前だと思った方がいいです。

私は鬱病になった時は、早朝(3時とか)に目が覚めて眠れなくなりました。

それでも頑張って働いていたら、ある朝、仕事に行こうと思ってもどうしても行けなくなって、精神科を受診することになりました。今思うと遅すぎました。それから10年以上苦しむことになります。

眠れないということを自覚した時点で受診していれば、睡眠導入剤を処方してもらうだけで済んだかもしれません。また、それでは済まなくても、診断書をもらって短期間の休養をしたら快方に向かったかもしれません。

 

5 退職する

職場から距離を置く究極の方法です。私は今回(令和4年7月末時点で)、現実にこの方法を採りました。

ストレスの元となる人や出来事から、今後も距離を置けないことが見通せるなら、これしかないと思います。

私が性格的に波風は起こさないタイプだからだと思いますが、退職前の10年くらいは次々と問題のある職員と一緒に仕事をすることになりました。これだけ続くということは、意図的な人事だと気づきました。そうであれば、今後も職場に残ったところで、状況は改善しません。

例えば、来年3月までとかいうことならば、そこまで病院に通いながらなんとか過ごすこともできると思いますが、これからずっとということとなると、再度自分が壊れてしまいます。こういう場合は、退職一択だと思います。

 

退職直前は、やはりものすごくストレスがありましたが、そういう状況の中、1~2度どうしても寝付けないことがあり、それとともに背中が痛くなりました。その時はその時点で精神科を受診し、睡眠導入剤を処方してもらい、無事退職に漕ぎつけました。退職というゴールがあったから耐えられました。

ハラスメントやストレスとは距離を置く

 

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