私は霊感とかは全くありません。そういう私が体験したことです。
先週、島根県松江市を旅行していました。
松江市は、NHKの朝の連ドラ「ばけばけ」の舞台となった土地で、それを観光の目玉にしている。物語の主要人物は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。国宝の松江城もある。松江城の堀をめぐる遊覧船が有名。そして宍道湖の夕焼けがきれい。そういう前情報でした。
実際に松江入りして、まずは遊覧船に乗ってみました。シンプルに観光として楽しかった。船は堀にかかる橋をくぐるために屋根が低い。頭をぶつけたりする。船頭さんの話が面白い。
そんな体験をしていたところ、どこかから蛇が出てきて堀を泳いでいった。
その日の夕方、天気がよかったので宍道湖の夕日を見に出かけた。夕日は惹き込まれるようだった。夕日を見た後、食事をする店に向かう途中、歩きながら知り合いとラインをしていた。通りかかったのはお寺や神社がたくさんあるところだった。猫の話題になって盛り上がっていて、ふと目を上げたら神社の暗がりから太ったキジ猫が出てきて、私をにらんだ。
食事のあと、ホテルに帰ろうと大橋川の大橋を渡っていた。夜の10時頃。橋の中ほどに差し掛かった時、黒い大きな鳥が頭上5メートルほどのところを音もなく、突然通過していった。はっとして見たけど、高度を上げて飛び去ってしまった。多分、松本城に多く巣を作っているサギ。ただ、最初に「鵺(ヌエ)?」って思った。
大橋川の大橋には有名な逸話がある。昔、川に橋を架けようとしていたけれど流れが早くて難しい。だから、人柱を沈めたところ橋を架けることができた。人柱になったのは源助という男。橋のたもとに今でも源助のための碑が立っている。人柱を沈めたのは橋の中ほどの橋げたの下。
この話は、小泉八雲も本の中で紹介している。
その時、頭の中ですべてが繋がった気がした。
蛇、夕日、猫、サギ・・・「あちら側」の何かが私にちょっかいを出している。
松江は、不思議なところだった。
ラフカディオ・ハーンもきっと同じように感じたんじゃないかと思った。
