少し前(2025年2月)ですけど、「日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」というレポートが野村総研から出されました。そして、日本の富裕層の割合が3%と話題になりました。
当時、富裕層が増えているという論調で紹介されていたことを覚えています。
その原典の野村総研レポートを見てみました(ネットで検索したら簡単に見られます。)。そうすると、富裕層が増えているということのほかに気づいたことがありました。マス層も増えている。マス層というのは所得がもっとも低い世帯層です。
つまり、中間層が減って、富裕層、マス層が増えている。いわゆる格差が拡大しているってことです。
他方で最近気になっていることがあって、メディアもSNSも、躍起になって人を叩く。炎上させる。そして、叩く対象を見つけようとしている。
人のせいにして深く物事を考えようとしない態度が目立つ気がします。
これって、中間層が減っていることと関係があるんじゃなかろうか・・・。
政治学では、健全な国家運営がされるためには「健全な市民社会」の存在が前提となると言われます。平たく言うと、どんなに立派な政治制度を作っても、それを支える市民の意識がそれに伴っていないと健全な国家運営は不可能ということです。選挙をしても「深く考えない市民」が投票することになり、衆愚政治に帰するということです。
そして、健全な市民社会の一つの条件として、「厚みのある中間知識層の存在」というのがあります。
トップで国を動かしている人でもない。社会的に政治と全く関係なく日々の暮らしにしか興味が無い人でもない。ある程度余裕があって社会や国について考えることができている人が中間知識層です。
中間知識層が存在するためには金銭的な余裕も不可欠だと、私は感じます。
今の日本の状況、「人のせいにすることに血道をあげている」今の状況は、中間知識層が減っているからじゃないだろうか??
一般市民が金銭的余裕を持つようになり経済的自立を手にすることで中間知識層が復活する。そのために資産形成の方法をもっと広めていく必要がある。
こういう視点からも、退職後色々試行錯誤してきたことを、つたないながらも、このブログで発信していけたらいいなと思ってしまいました。
