とりあえず辞めることにしました。
私は、退職するからには、退職後にする仕事を決めておくことが必要、退職後の仕事を準備しておかなければならないと思っていました。
そこで、まず考えたのは転職。ただ、公務員はつぶしが効かないとよく言われます。これと言って専門性のないジェネラリストとしての経験しかない自分が、転職して即戦力となれることはほとんどありません。ある程度頑張ってやってみようと思えるような仕事があったとしても、大幅な収入ダウンは避けられない。
転職がダメなら、起業をするという選択肢もありますが、調べれば調べるほど甘い世界ではない。お金もかかるし転職もできない自分に起業など到底無理、うまく行かず廃業する可能性が限りなく高いことがわかりました。
長い間、転職、起業という選択肢を、それこそ何百回、何千回と考えていました。
もしかしたら、ある程度の年齢で退職したいと思っている多くの方は私と同じように転職、起業の間で揺れて、決して結論の出ない自問自答を繰り返しておられるのではないだろうかと思うのです。
ただ、退職をする半年ほど前、ふと疑問に思いました。
「仮に転職したら、現在の生活が改善されるのだろうか？」
疑問に対する答えは、
「今までと同じような生活が続く。変わるのは収入が少なくなることだけ。」
今の仕事を辞めても、給料ができるだけダウンしない自分のできそうな似たような仕事を続けたら、仕事に忙殺されて時間や自由がない状態というのは、そのまま続くのです。
まずは、嫌な仕事をやめてはどうか。
辞めたらどんな生活になるのかがわかる。そうしたら、その後どういう生活にしたいのかを具体的に考えることができます。仕事をしていては、そういうことを考える時間も余裕もありません。
このことに気づいて、今後の収入の見込みについては辞めてから考えるとして、とりあえず退職することを決断しました。
それでも退職することは怖いと思う方もおられると思います。そういう人に一つのモデルを提供しようというのがこのブログの一つの目的です。
