1 人生うまく行かないことが、自分を成長させる。
30代中ごろに、仕事、子育て、自分の未熟さが原因でうつ病になりました。
当時の仕事は、わりと花形のポジションでした。超過勤務が月211時間になるなど大きな負担はありましたが、とてもやりがいを感じる仕事だった。
子育ても、生まれたばかりの子どもがかわいくて仕方がなくて、仕事が忙しくても、(夫婦で働いていたこともあって)おむつ変えたり、風呂に入れたり、・・人生において得難い瞬間だったと思います。
でも、完全に自分のキャパシティをオーバーしていて、そういう生活を6年間続けたところで、体が動かなくなりました。
その後、どうしてそんなことになったのか、どうしたらよかったのか・・・ずっと考えていたような気がします。
2 人生は因果応報、原因があるから結果がある。
今ならわかることがあります。
環境を変えたり、自分自身が変わったりする道を模索すべきでした。
待っていても世の中や組織、人は変わりません。誰かに期待していても、自分の思うような世の中にはしてくれません。自分から変わらないと人生は変わらない。
作用があれば反作用があり、原因があれば結果があります。これは法則です。作用や原因を自分自身が作れば、反作用、結果という形で人生が変わっていくのだと思います。
振り返ってみれば、体調を崩した後の人生では、思うように物事が進まなければ、ささやかでも自分自身で決断して自分が変わることで人生を変えようしてきました。小さなことから自分にとって大きなことまで、変わる(変える)べきだと思えば、行動を起こすようにしてきました。
離婚も退職も状況を変えるための大きな決断、行動でした。
3 「退職から人生再建へのモデル」の記事は終わり
今回の退職は、自分の人生を自分に取り戻すための決断でしたが、「退職?甘えている。」、「公務員という仕事がどんなに恵まれているかわかっていない。」、「退職して、これからどうするの?」・・・様々なネガティブな意見もたくさんもらいました。
でも、やっぱり自分の置かれた状況を変えるには、変化するしかないと思います。今では自分の人生は好転したというのが実感です。
まず、健康になりました。大事なことをきちんと考える時間もできました。
ネガティブな意見に対する反発の気持ちから、退職しても誰でもちゃんとやっていけるし、よりよい人生になるということを証明したいとの思いが芽生えて、このブログを立ち上げ情報発信をすることもできました。
遠回りかもしれませんが、地道にハローワークに登録して職探しをしてみたのも、そのためです。
長年勤めてきた会社などの職場で酷い仕打ちを受けて、退職しようかどうしようか悩んでいる人をメインターゲットとして、退職を考えている人の参考になる情報を発信したいというのが、この記事の目的でした。
全く人生の方向性が見えていなかった1年前に比べれば、現在は、方向性が見えてきました。
就職活動に関して言えば、労働市場などの状況は、かなりわかりました。一応、教育関係の業界への就職も決まりました。
投資に関しては、私なりにおすすめできる結論を示せたのではないかと思います。
人生のビジョンの重要性については、人それぞれだと思いますが、一つのたたき台として参考にしてもらえたらいいなと感じています。
方向性が見えて、あとは頑張るだけ・・・という状況になれば、心が安定してきます。
だから、この「退職から人生再建へのモデル」という記事はこれで終わりです。
4 これからの自分について
退職からの1年で、自分の生活の金銭的基盤は、今までやってきた投資によって、ある程度確保されたと実感できました。また、ブログを書きながら、人生のビジョンについての整理も一応できました。
これからは、給料は少ないですが、それを自分のやりたいことにつぎ込んで、より人生が広がっていけばいいなと思っています。
これからも試行錯誤をしていこうと考えています。