スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

(コラム)早期退職後1年半、ここまでの生活を振り返る。(2) ~結局、自分の送りたい人生って?~

私は、前職を退職するまで、大きく社会のレールからはみ出すこともなく、日々の生活を一生懸命に生きてきたなあ・・・としみじみ思います。ただ、一生懸命だったというのは言葉を変えれば日々の生活にいっぱいいっぱいだったとも言うこともできる。

「自分がどうしたいか。」、「どんな生活をして生きていきたいか。」など、人生のビジョンを考える暇もなく、押し流されてきたのではないかと今は感じます。

 

 

退職を決断するにあたっては、「自分が今後どうしたいか。」、「どんな生活をして生きていきたいか。」という人生のビジョンを固めることが大切という話をこのブログでも書きました。

hatasan2.net

 

それについては、退職後も考え続けてきましたが、その結果、退職前や退職直後よりも明確になってきました。

多くの人は人生の一大イベントである「退職」の後、何をしたいのか考えた時、今までできなかった様々なことが思い浮かびます。どんどん旅行をしたいとか、習い事を始めたいとか、いろいろでしょう。

 

私も、いろいろ考えました。

でも、当時は総花的に「色々なことがしたい」と感じていたのですが、自分自身の現在の「送りたい人生や生活のイメージ」は意外とありきたりであるということに気づきました。

 

1 基本的なこと

 健康的な生活がしたいと思っています。

 自炊をして、規則正しく寝起きして、適度な運動をする生活が理想です。

 また、趣味については、読書、ブログ執筆、映画、ドラマ鑑賞、テニスを積極的にやりたい。

 そういう生活をしながら、人間関係を大切にしたい。環境や利害関係で繋がった人ではなく、付き合いたい人と付き合う。

 

2 仕事

 1の基本的なことに障害とならない程度の仕事をする。時間的、体力的、精神的に過度な負担のない、なおかつ、できれば人間関係や人生にプラスになる仕事ができるといい。

 

3 その他

 生活をシンプルにし、雑事に煩わされないようにする。

 SNSの知識を広げたり、新たな趣味、知識を模索する。

 旅行などはたまに行きたいとは思う。(頻繁じゃなくていい。)

 

書き出してみると、きわめて当たり前なところに落ち着いています。

退職したからと言って、世界一周したい訳ではなく、起業を目論んでいる訳でもない。遊び回りたい訳でもない。でも、自分にとって、一番落ち着いて幸せを感じる生活はこんな感じなんだろうなと思う。

 

今は、楽しく過ごせる人との繋がりを大切にするようにしています。

また、小学生と直接関わるやりがいのある仕事をさせてもらっています。

生活はモノややるべき事をミニマムにしてすっきりさせて、規則正しい健康的な生活を実践することができていると思います。

 

 

現在(令和6年1月)、関テレで「春になったら」というドラマが放映されています。余命3カ月と診断された主人公を木梨憲武さんが演じています。余命宣告をされた時、どう生きていくのか・・・というテーマは重いですが、笑いを誘いながらもそのテーマに正面から向き合わされる物語です。

ドラマを見ながら考させられたのは、折に触れて「自分の送りたい人生」について考えることが、人生の終わりを迎える時、自分の人生をどう生き切るか、落ち着いて考える糧になるのではないかということです。

結局、人生の最後には、自分が本当に楽しいと考えることの密度を高くして満足して終わりを迎えられたらいいのかなあ・・・と思います。

「春になったら」は、現在、Tverで見られます。