スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

(コラム)給料が高いだけで働かない中高年

「給料が高いだけで働かない中高年」という見方が広がっています。

実際は、どうなんでしょうか?

 

私は、そのとおりだと思います。前職で、痛感しました。

 

働いている使える中高年だって、もちろん、ある程度はいます。

でも、多くは、やはり「使えない」人ばかりでした。

 

 

定年ということが見えてくると、モチベーションはガタ落ち、自分が働いている間が無事で大きな問題が起こらなければ、それでいいというのが、傍から見ていても明らかでした。最近は、そういう人が本当に多くなっていて、そういう人たちは、「逃げきれるかどうか」をすごく気にしていました。つまり、自分がその職場にいるうちが安泰ならば、それでいいと思っている。

「そうはなりたくない。」というのが、私自身が退職した大きな理由の一つです。

 

定年延長や再雇用義務が創設され、モチベーションが低いのに働く期間は長くなり、ますます組織にぶら下がる人が増えていきます。そんな組織、大丈夫なのでしょうか??

 

 

後輩たちと話していると、

「きちんと仕事をする先輩ほど、早く辞めていく。」

「中高年は、柔軟性が無く言っても理屈をつけてやらないから、本当に困る。」

「自分たちは給料は上がらないからと言って、やる気のなさを隠さない。」

と言います。

 

きちんと仕事をする人の多くは、組織に愛想を尽かして辞めていきます。

でも、そうやって早期に辞めていった人には、仕事がありません。でも、モチベーションも低く、組織にぶら下がっている人たちは、最後まで仕事と賃金が保証されます。これが、今の日本です。

 

ブログで中高年の労働市場のことを発信していると、やっぱり世の中、根本的に間違っている気がします。

やる気や能力のある人を登用していく仕組みが、致命的に無い社会は、今後なんとかして改善していくべきだと思います。

 

 

今日、人事院勧告の記事を読みました。

久しぶりに公務員の給料は増額勧告のようですね。「あの人たち」の給料も、増額されることになります。

本当に仕事をしている人に、高い給料が出るような仕組みになることを切に願います。