スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

(コラム)私が考える日本の労働者生活の問題点 ~人生について考える時間も余裕もない。~

30年以上公務員生活を続けていて、常に疑問に思っていたことがあります。

 

1 体も頭もリフレッシュされた状態の午前中を仕事に取られる。

2 終業時間が午後5時とされていながら、5時で終わることの方が圧倒的に少ない。

3 休日や終業後の時間も、仕事の準備に取られる。

 

↑↑↑ 説明の必要もないですね。

 

 

公務員には「職務専念義務」というのがあって、金科玉条のように組織はそれを要求します。職務に専念、「でも、それって時間内だけですよね。」って思いますけど、現実は違います。

就業時間中は勿論のこと、(最近はある程度減ったものの)サービス残業あり、研修やルーティン以外の仕事の準備は時間内にはできずプライベートな時間にずれ込む、・・・という状態で、管理職ともなれば休日、夜間でも構わず連絡が来る。「24時間職務に専念してますか?」という状態でした。誠実に仕事をしようとする人ほど、そうなります。

会社員でも同じような方(あるいはもっと酷い方)、いらっしゃいますよね。

 

 

従来、公務員も会社員も副業が許されてきませんでした。現在では、副業を奨励する雰囲気も出てきましたが、「会社が終身雇用制度を維持できないから」というネガティブな動機からで、それでもまだまだ浸透はしていません。

公務員は、いまだに一切禁止。

時間内の職務に支障が出るならともかく、なぜ時間外に行う副業が制限されるのか、その理屈が、現時点に至るまで全くわかりません。

 

そういう状態の中に身を置いていると、「自分の人生をどうするか」という大切なことを考えるのが後回しになります。

何度か書いていますが、私も退職するまでは全然そんなこと考える余裕が無くて、「仕事を続けていたら、人生について考えることはできない。」と気づき、まずは退職して余裕を作ってから考えることにしました。

退職するにしても、本来はその後のことを考えてからするのがベストなのでしょうが、とにかく余裕がなかった。

 

 

 

先日令和23年7月で退職して約1年が経ちました。

この間、本当に考えました。

「自分はどうしたいのか。」、「人生というスパンで考えた場合に、これからどうするか。」等々。

 

現在、就職活動もしていますが、退職前には「自分自身が本当に仕事を続けなければならないのか。」、「仕事をするとして、どのくらいの収入があればいいのか。」、「どういう仕事をしたいのか。」、「仕事を探すときの条件は何か。」など、考えなければならないことは、本当に多いです。

 

これからどうして行くのか、現在進行中で考えています。そういうこともブログに書いていきます。どなたかの参考になればいいなと思っています。