今年(令和4年)7月末に公務員を退職して、現在、人生を再構築中です。
これまで考えてやってきたことをまとめてみます。参考になる方がいたらいいなと少し思います。
1 本気で退職を意識し、投資を始めた
20数年前に。激務、ストレスによりうつ病になり、長期治療期間に入りました。このときに初めて本気で退職を意識しました。
この時は、退職を決断するには至らなかったものの、いざ退職するとなるとそれなりのお金の準備が必要であることを明確に意識しました。
当時出会った本から、投資の重要性を認識して、ネット証券会社で口座開設。数万円から投資を始めたのがこのころです。
2 体調回復のために心理学、哲学、宗教の本を読み漁った
うつ病になったことを契機に、「何が悪かったのか」「どうしたらいいのか」など深く考えるようになり、いろいろな本を読み漁りました。
投資を始めたこともあり、経済関係の本も多く読みました。
退職後も、読書は続けています。
3 退職の流れを繰り返しシミュレーションしてみた
退職を意識して以来、転職できないか本当に考えました。同じ業界への仕事への転職、新たな分野への転職、大学に入りなおしての学びなおしなど、本当にいろいろ検討しました。また、転職サイトに登録もしました(メールが山ほど来て、本当に驚きました。笑笑)。
結局、結論は出ず、実行に移すこともできませんでした。
4 家族の問題を整理した
子供が小さい頃は、将来の収入が絶たれることは大きな問題でした。
ただ、基本的には子供は自立していくものです。また、夫婦の関係は事情があり解消しました。これが平成の最後くらいの時期です。
ここがはっきりしたことで、自分自身の将来を考えるようになりました。
現在では、子供には父が退職することを伝えて、自立を促しています。まだ完全に自立できた訳ではありませんが、彼らなりに気を使ったのか、使うお金は激減しました。これからは、今までとは違う助け合いの形ができるかもしれません。
5 退職のタイミングを考えるようになった
退職のシミュレーションをしたり、家族関係を整理して考えたり、いろいろな知識を蓄えたりしながらも、具体的に動き出すに至りませんでしたが、50歳を過ぎて定年までのイメージが相当できるようになりました。
定年まで頑張るのか、その前に切り上げるのがいいのか、より具体的に検討ができるようになったということです。
6 退職の決断をした
相変わらず退職後の生活イメージは湧きませんでしたが、実際に退職する半年ほど前、唐突に退職しようと思いました。令和4年7月に退職しました。
決断したときのことを思い出すと、「このまま続けるのは限界」と思った時でした。
加えて、「転職を前提にしていたら、転職先でも今と同じように仕事や人間関係に苦しめられる。同じような生活が続く。」と気づきました。それで、必ずしも転職を前提にしない人生設計を検討しようと思いました。
じゃあ、どうしたらいいのかということに対する結論はできていませんでしたが、健康を害しては元も子もありませんので、退職することを決断しました。
仕事を続けながら、これからの生活を検討するには、あまりに忙しすぎました。通常業務に加えてコロナ関係の事務などで異常なまでに業務量は増えていましたし、ストレスも半端ではなかったので、このまま続けるとまた20年前のように体調を崩しかねない、そう感じました。
それから、公務員には「職務専念義務」という時代遅れの義務が課されていて、副業が全くできません。とにかく退職しないと、どんなことにもチャレンジできない環境でした。
他方で、20年余り続けてきた投資である程度の金銭的な余裕はできていました。
こういう状況のもと、人生の将来像は見えていませんでしたが、投資で貯めたお金で時間を買うつもりで、早期退職をすることに決めました。
7 退職をして次の人生の課題を考えた
退職してか1か月は休息に充てるつもりでした。暑い日が続きましたので、家からもほとんど出ませんでした。
でも、退職して生活は楽になりましたが、正直なところ不安がかなりありました。なんだかんだで「これからの収入の柱をどうするのか」というのは不安ですね。
そこで、その時点での暫定的な計画を立てました。
(1) まずは、ブログ、SNSなどで収入を得ることができるのかどうかを試す
初期投資が限りなく0に近いですし、公務員時代の文章作成技術を生かすことができることに気づきました。それで、第一にこれにチャレンジしようと考えました。
それなりに難しさはあり、面倒でもありますが、そのハードルを越えることができれば、もしかしたら道が拓けるかもしれないという期待を持てるものでした。
退職する以前にさんざん考えた、転職、起業、不動産投資に比べると、精神的、経済的ハードルが低いのも。第一にチャレンジすることにした理由の一つでした。
もしも、これがうまくいけば、その後の転職、起業などについても、稼がなければならない金額は抑えられ、ハードルは低くなります。
(2) 転職、起業
退職する前に勉強してきたことが生かせる仕事をできないか、将来的には考えたいと思っています。現在のブログにチャレンジした経験も生かせるようにしたいとも考えています。
(3) 不動産投資など
不動産投資などのいわゆる不労所得を得る事業についても、選択肢として排除はしていません。ただ、初期投資の額もそれなりにあり、手間もかかるので、ある程度収入の流れが安定してから最後に考えればいいのではないかと思っています。