退職後のお金について、
1 投資が必須であること
2 家計の整理が必要であること
3 再就職は一般には至難の業であること
などを書いてきましたが、これらの関係について考えたいと思います。
退職後のお金について考えることは、人生のビジョンを持ち、それに沿った生活をどういうように構築していくかを考えるということだと思います。「一生、仕事中心の生活がしたい。」、「仕事が生きがい」という人であれば、それを否定するつもりはありません。しかし、そうではなく「いずれは仕事以外の生きがいを見つけて、趣味や家族との時間を大切にした人生を送りたい」と考えるのであれば、それをいつ始めるのか?、具体的にどうしたいのかということは真剣に考えるべきだと思います。
退職後も、仕事をしていた頃と同じ生活をしようと思えば、無理をしてでも前職と同じような仕事を探すことになると思います。でも、私がそれをお勧めしないのは、これまでの記事を読んでいただければ(飛ばし読みでも)わかっていただけるのではないかと思います。
これからの人生を楽しんでいくためには、それなりに生活を変えていく必要があります。
家計のダウンサイジングをして無駄を徹底的に減らすことは、人生をシンプルでより良い方向に変えてくれると思います。その上で、投資をしっかりして不労所得が入ってくるように生活の仕組みを構築する。これがしっかりできれば、再就職の点のハードルが相当下がると思います。
もしかしたら、家計をダウンサイジングして、他方で投資で利益が出るようになったら、働かなくてもやっていける、つまりFIREできるということにすら手が届くかもしれません。
完全なFIREはできなくても、生活費相当の利益が投資で出たら、自分の趣味ややりたいことにかかる経費分をアルバイトで稼ぐことで足りるかもしれません。
家計、投資、仕事による収入は、こんな感じで考えるのがいいと思います。
何度も書いてきましたが、漫然と仕事をしていた頃と同じ生活をしようと思わない方がいいと思います。
私は「仕事をしていた頃の生活は、理想的な生活ではない。」と明確に思いました。
今では、生活をシンプルに、できればスタイリッシュにして、趣味や人との関りを楽しんでいきたいと思っています。
家計を見直し、生活を見直し、投資の仕組みを作った上であれば、仕事を探して収入を得ることも趣味の範囲だと考えることができるのではないかとも考えています。
就職活動も、これまでやったことのないことにチャレンジすることの一例にすぎません。これからも思い通りにならないことは多くあるだろうし、腹が立つこともあると思う。でも、落ち込んだり、腹を立てることも含めて楽しんでいけるよう、これまでの経験を活かして試行錯誤を重ねていきたいと考えています。