自分の第2の人生についてのビジョンが固まったら、退職前後で行う職探しのイメージができます。
私自身の考え方としては、これからのビジョンは、
「仕事は最低限にして、趣味、心を許せる人との交流のための時間を確保し、仕事や物に振り回されない落ち着いたシンプルな生活をしたい。そういう生活をしながら、これからの人生では仕事とは違うことにチャレンジをしていきたい。」
ということになりました。
ですので、これに応じた仕事を探すということになると考えました。
漫然と前職と同じような仕事を探そうとしても、転職関係のあらゆる記事が指摘するように中高年には「市場価値」がありません。
市場価値が無いと言われると凹みますし、少子高齢化で人手が足りないと言われている社会で、中高年の就職先が無いというのは、政治的には大問題だと思います。
でも、自分個人の問題として考えた時、本当に前職と同じような職場で働くことが必要でしょうか??
ビジョンの検討をしながら考えて行きついた結論は、「前職と同様な働き方、肩書(ステータス)、同等の給料」は必要ないということでした。20代、30代であれば、同じようなレベルの仕事がないと生活がきついかもしれません。でも、ある程度の蓄えのできた40代半ば以降であれば、そういう仕事をする必要はないし、望む理由もないと思いました。
だから、私は、自分の人生のビジョンに沿って考えて、職探しの条件としては、
・できれば前職と違う分野(一つのチャレンジに繋がる)
・働く時間は、週に4日が限度
として探しています。(*)
* この条件を考えるについては、「お金の問題」も考えた上で結論を出す必要はあります。その点は、後の記事に書きたいと考えています。
現在の職探しの状況としては、ハローワークの求人、近隣の張り紙の求人などに応募していますが、すべて書面審査で不採用です。この辺りの状況や分析については、「退職から人生再建へのモデル」のこれまでの記事に詳しく書いたとおりです。
今後の方針としては、
・「1dayトライ シニア面接会」などに参加しているシニアを採用対象として本当に考えている企業への応募(条件が合えば)
・社会的に人手不足が深刻で、真摯にシニアの採用も検討している業界の求人(例えば、コンビニエンスストア、飲食業業界など)への応募
を考えています。
ぶっちゃけて言いますが、退職から1年を経過してみて、自分自身の金融資産はそれほど減っていないことがわかりました。
理由は、
・シンプルな暮らしを楽しんでいて、生活コストが仕事をしていた頃より劇的に下がっていること
・投資による利益が予想以上に出ていること
です。このあたりのことも、今後お伝えできればいいなと思っていますが、これがあるので、転職市場について、じっくりと検証していけるのではないかとも考えています。