スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

(コラム)早期退職後1年半、ここまでの生活を振り返る。~精神的安定について~

前の職場で働いていた頃は、いつも不安でした。抱えている仕事を全て完璧に処理できるかどうか心配で、夜中に目が覚めたことも度々ありました。目が覚めると、頭の中を仕事のことが回って眠ることができなくなりました。早朝に目が覚めることもありました。

睡眠に支障が出ると、間違いなく体調に異変を来します。

程度の差こそあれ、そういうことを繰り返して来ました。

 

仕事を辞める直前はとてもブラックな職場で、精神科に通って睡眠導入剤を処方してもらうなどしながら何とか乗り切りました。退職した直後は、ものすごくほっとしたことを覚えています。

でも、退職直後は、仕事が無くなったからリラックスしようとしたのですが、なかなかできませんでした。

 

退職してから1年半以上が経った最近、やっとそういう状況から抜け出したように感じます。

夜、目が覚めても、また眠りにつくことができます。朝は明るくなって目が覚めます。目が覚めた時の気持ちもすがすがしい。

現在の生活や仕事に、全くストレスが無い訳ではないけれど、きちんと生活できていると感じます。

 

 

振り返って切に思うのは、自分の人生は自分で選択することが大切だということです。

前職だって勿論、自分で選択して就職した職場です。でも、そこにいつまで留まるかどうかも、悩んだけれど、自ら決断しました。

悩みましたが、退職する決断をできたことは、とても良かったと思います。今、毎朝、感じています。

 

 

精神的な余裕ができたことで得たものは多いです。

 

自分の人生を考える時間ができた。

自分の身体を大切にするために健康診断などに行くことができるようになった。

息子が小さい頃、輸血で助けてもらいました。恩返しに献血に行くこともできる。

ゆっくり体を休めることもできる。

付き合いたい人と時間を作って一緒に過ごすこともできる。

趣味に没頭することもできる。

今まで知らなかったことを勉強する時間もできた。

 

まだまだあると思う。

 

 

他方で、前職はブラックだったけど、その経験で培ったことも多い。

現在、幸せな気持ちで生活ができているのは、その経験に依るところが大きい。何千件と経験したクレーム対応のノウハウは、実は、人間関係一般で応用できるものであることに最近気づきました。このブログを書くなどは前職で無数の決裁文書を作ったからこそできることだと思います。

hatasan2.net

 

結局、人生というスパンで見れば、良いこともあれば悪いこともあります。人生は全て塞翁が馬です。

でも、悪いことばかり起こると思う時期でも、真摯に問題に向き合えば、その経験は後の人生に必ず役に立つ。そう思います。

そう思えた時、幸せを感じられるということなのかなあ・・。