労働市場の現状について、私なりの分析を書いてみました。
結論としては、
1 求人が多いのは、運送、介護など。人手不足が本当に深刻で背に腹は代えられないので、年齢などにこだわらず、求人が多い。
2 それ以外の業界は、人手不足ではあるけれど、求人は少ない。
こういう労働市場の現状を前提にすると、
1 早く決着をつけるなら、とにかく求人の多いところに応募する。
2 それ以外の業界でも、あきらめずに応募する。
ということになると思われます。
では、求人に応募するというのは、具体的にどうするのでしょう。
ハローワークのデータベースで調べて、自分の希望する求人を見つけたら、履歴書、場合によっては職務経歴書などを準備して、ハローワークで紹介票をもらって、書類一式を求人先に送付するというのが、オーソドックスな流れです。
でも、私は、三十年余り公務員として生活してきましたので、履歴書や職務経歴書など書いたこともありませんでした。
あと就職活動で注意した方がいいポイントなども、付け焼刃でネットで検索してわかったような気になっていましたが、今思えばちょっと無謀でした。
「シニアの就職活動」について、学ぼうとすれば、手っ取り早い方法があります(はい。50代からは、シニアと分類されます。(笑))。
ハローワークは国の機関ですが、それと連携する形で都道府県の機関で「しごとセンター」というのがあります。東京だと「東京しごとセンター」です。
他の県についても見てみましたが、すべてかどうかはわかりませんが、大体あるみたいです。
ハローワークとタイアップしていて、求職者に寄り添ってアドバイスなどをしてくれます。
ハローワークでもフォロー体制を取っていますが、「こんなこと相談していいのかな?」みたいな感じもあります。その点、しごとセンターは、そういうハードルが極めて低いというのが実感です。
実は、私は、しごとセンターの存在を知らず、ハローワークに登録してすぐに求人に応募していたのですが、連戦連敗。3カ月くらいした時、ネットで「しごとセンター」を発見しました。
しごとセンターに登録すると、ガイダンスから始まり、履歴書や職務経歴書の書き方、面接の準備などのセミナーを受けられます。個別に相談にも乗ってくれます。履歴書や職務経歴書の添削、面接の模擬もやってもらえます。
私は、「自分が選んだ求人は自分に合ったものだったのか。」という根本的なところに自信を持てなかった時に、連戦連敗していましたので、すごく不安だったのですが、個別の相談で、選択の方向性は正しい(労働市場が厳しいから採用されないだけ)ということがわかり安心しました(安心している場合ではないけど)。
また、しごとセンターでは、就職相談会などの企画を行ったり、その他の団体のセミナー、企画などの情報もあります。
転職などのハードルがあまりに高いことの裏返しかもしれませんが、ある意味、至れり尽くせりです。
しごとセンターの登録は「退職前」でもできますから、早いうちに登録して、セミナーも受けておけば、気持ちの面での安心感は、自力でやるのとは比較にならないと思います。
労働市場は厳しいものの、こういうサポートはありますので、孤独に就職活動をしなければならないということはありません。
細かいことは、私が書くよりも、しごとセンターのホームページを見てもらう方が、手っ取り早いと思いますので、そちらに譲ります(今日は少し手を抜きます。)。