スタイルのある生活~早期退職50代男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

テレビをだらだら見なくなったら、ストレスが減った。ワールドカップも試合は見るけど、報道は見ないようにしようと思う。

私のような50代男性は、幼少期はテレビの黎明期で、それからの人生を常にテレビを見ながら生きてきました。「テレビっ子」という言葉がありましたが、「まさにそれ!」という感じです。考えてみれば、全くテレビを見なかった日はないのではないかとさえ思います。

 

退職を契機にどんな生活をするかということを考えるようになりました。

仕事をしていた当時は、仕事による過度の緊張を緩めるために飲酒していたのと同様に、何もしたくなくて受け身でいるためにテレビを見ていました。でも、緊張を緩めるための飲酒が体によくないのと同様に、テレビもただ受け身で見て、だらだらと時間を過ごすことはよくない。

両方とも当たり前のことなのですが、強く思うようになりました。

 

テレビはだらだらは見ないですが、見たい番組を決めてみます。報道特集番組とかスポーツ中継は見ますし、「呑み鉄本線日本旅」なんかは大好きです。六角精児さんの「ディーゼル」や「お父さんが嘘をついた」という挿入歌もいい。やっぱり「テレビっ子」の傾向は一生抜けないのかも。

でも、ただただ垂れ流される日々の出来事の報道やスポーツの評論番組はできる限り見ません。番組表を見ただけで、テレビを消し忘れて流れてくるだけで、過度に感情的な煽るような番組であることがわかります。

こういうものを見ていると、自分の感情も煽られます。反応したくもないのに心が反応しているのが、落ち着いてみるとよくわかります。

 

ワールドカップ良かったですね。ドイツに歴史的勝利。私もリアルタイムで見ていて、感動しました。

 

でも、その後のマスメディアでのお祭り騒ぎを思い浮かべるだけで辟易とします。今回の試合はよかったです。だから、それはそれで感動したらいいと思いますが、常にうまく行くわけではありません。

ワールドカップ前にあれだけ叩かれていた森保監督も多分祭り上げられているのでしょう。でも、祭り上げられれば祭り上げられるほど、うまくいかなかったときが怖いです。俳優さんがいい演技をすればするほど、何か間違いがあった場合にはとことんまで叩かれます。見るに堪えません。

 

ワールドカップの歴史的勝利にしても、今まで勝てなかったからこそ学んできたことがあるはずです。一例として敗者への態度。報道を見ないのでわかりませんが、ドイツの選手やチームへの気遣いがあるのか心配です。

ドイツの監督の会見は見ましたが、極めて冷静で態度としても立派なものだったと思います。選手も日本のことを悪く言っているような人がいるとは聞きません。それに対して日本の態度、選手ではなく周囲、主にマスメディアですが、もう自分たちが「ドイツより上」とでも言わんばかりになっていないでしょうか。

まあ見ないようにしていますから、わかりませんが、大きくは違わないと思います(違っていることを祈ります。)。

 

犯罪報道や国会報道も、冷静な報道がないと言ってもいいくらいです。

あれだけ無秩序に犯罪報道をしたら、少なくとも模倣犯が増えるなどの弊害は予想されます。犯罪の手口を全国に放送する必要性が私には理解できません。統計的な立証は困難ですが、肌感覚として、あおり運転の報道によってあおり運転は増えたようにも思います。

国会報道も、国会での議論を報道してほしい。議員の居眠りとか、報告書が白紙とかではなく、まずは国会でどのように法案の議論がされたのか、その中身を報道してほしいです。

 

どれも「冷静さ」からは程遠い態度だと思います。

こういうものに振り回されていると、自分の情緒もあおられて上向いたり、叩かれているのを見て急降下したりします。自然と影響を受けて、疲れ果てている自分に気づきます。

ですので、テレビはだらだら見ないことにしました。

 

この記事、書いているだけで気分がよくないですね。

読んでいただいておいて、恐縮ですが、この記事のことはできるだけ忘れていただければ幸いです。