早期退職した経験から、お金の準備の大切さを実感しています。そして、そのためには投資することが有益であるし、同時に預金も大切と思っています。でも、いつも疑問に思う事があります。
投資の危険性(リスク)について、
・元本保証が無いこと
・自己責任であること
がうるさく言われます。
それはそのとおりだと思うんですが、他方で預金の危険性については語られることがほとんどありません。
安全資産っていう言葉があります。ほかの金融資産に比べて元本保証があったり大きく値崩れがしにくい資産のことをいいます。預金は安全資産の筆頭です。「安全」と付いているから「危険性」についてはあまり語られないのかな。
だけど、今、預金の危険性が顕在化しています。これまで30年間上がらなかった物価がすごい勢いで上がり始めています。コンビニのおにぎりが200円です。少し前までは100円でしたよね。他のものも軒並み価格が上昇しています。
数年前は100円持っていたら買えたおにぎりが今は200円無いと買えません。これはお金の価値が下がっているから。数年前の10万円は今は5万円の価値しかないということ。
こういうことが起きるのは経済学の常識です。
でも、銀行で預金する時、「預金は物価の上昇により実質的価値が下がることがあります。預金するかどうかは自己責任でお願いします。」って言われますか?言われませんよね。なんで?変じゃない?
私は、預金についても投資と同じようにその危険性、安全性が理解されるべきだと考えています。
物価が下がる時には、預金は実質的価値が上がる。
物価が上がる時には、投資は価値が上がる。
本質的にはただこれだけです。投資は危険で預金は安全ということはない。フィフティ・フィフティです。
じゃあ次に。物価が上がるか下がるか、これはフィフティ・フィフティの確率で起こることなんでしょうか。
我々は資本主義経済社会に生きています。資本主義というのは(ここでは詳しくは述べませんが)社会が発展するには徐々にモノの価格が上がっていくことを前提としています。
そうだとすると、預金と投資、どちらが安全なんでしょうか?
細かいことを言えば色々あります。でもあくまで理屈の出発点を言えばそういうことです。
次の話として、なぜこれまで物価が上がらなかったのかとか、昔は預金をしていればよかったのはなぜなのかとか、そういう問題が出てきます。
資本主義経済社会の中で生きていくという前提で、本当に太い幹の部分の理屈を再認識することが必要なんじゃないか。そう考えています。
