スタイルのある生活~早期退職シニア男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

「国債の発行額1100兆円超」を素人が考える。~日本経済の見通し~(A layperson's perspective on "Government bond issuance exceeding 1,100 trillion yen" ~Outlook for the Japanese economy~)

今、日本の国債残高は1100兆円をはるかに超えている。

 

「借金で首が回らなくなっているなんてヤバいんじゃね?」って普通の人は思う。だけど、メディアに出てくる専門家や経済学者、政治家は、大丈夫だと言う。

よく言われるのは、国債の残高が増えても①「日本は経済規模が大きいから大丈夫」という理屈。次に②「国債を買っているのは日本の国民だから家庭内の貸し借りのようなものだから大丈夫」という理屈。

正直言って、私にはこの理屈全然わかりません。わかる人、手を上げて!!!

 

だから、一生懸命考えてみました。

①は根本的に理由になっていないと思う。経済規模の大小がどう関係するのか、説明できる人いますかあ?

②については、言いたいことはわからなくはない。つまり、国債のデフォルト(返せなくなること)で破綻した国(ギリシャ、アルゼンチン)は外貨建てで国債を発行していた。つまり、外国に返済しなきゃならないのにできなくなった。だけど、日本は外国に借りていないから大丈夫ということ。

②の説明はなんだかもっともに聞こえる。でも、次の疑問がすぐに思い浮かぶ。「じゃあ。国民には返さなくても大丈夫なんですか?」という疑問。つまり、②も大丈夫な理由になっていない。誰も「国民なら踏み倒して大丈夫」とは思わない。

 

だから、「国債残高が増えても大丈夫」・・・ではないと考えられる。

 

でも、更に考えると、「このまま残高が増えるとどうなるのか?」ということもわからないんですよね。どう大丈夫じゃないのか?

おそらく多くの国民は同じだと思う。「借金がどんどん増えるのはヤバそうだけど、専門家も大丈夫だと言っているし・・・」と思っている。

 

ここから先、私が本気で考えてみました。

 

(1) ヤバいこと「その1」~インフレになる~

まず、国債発行額が増えているということは、どんどん日本の市場にあるお金が増えているということになる。お金が増えると貨幣の価値が下がる。これは経済学の基礎。

これからもどんどん残額が増えていくと、どんどん貨幣価値が下がる。インフレになる。どこまでも。

 

(2)ヤバいこと「その2」~円安になる~

これだけの国債残高があると、政府が返済しなきゃいけないお金も膨大になります。膨大になるから、できるだけ返済額を増やしたくない。そうするとどうなるのか?

日本銀行は金利を上げられなくなります。日本銀行が金利を上げるということは国債の金利も上がりますから(ここの詳しい話は省きます。)、そうなると金利の返済額が更に増えることになる。そんなことできない。

現実に、これだけインフレになっているにもかかわらず、日銀はなかなか金利を上げようとしない・・・ように私には見えます。

金利が上がらないとどうなるか。アメリカは景気が良くて国債金利が上がっています。そうするとみんなドルを買って円を売ることになる。だから、円安になる。

 

(3)結論

(1)貨幣が市場にあふれてインフレになること、(2)円安になること、この2つのことは、両方物価の上昇につながります。インフレで物価が上がる。さらに輸入品が高くなって物価が上がる。

これって実は恐ろしいことのように私には思えます。「大丈夫。大丈夫」なんて言ってて大丈夫?

物価が上がり続ける。預貯金は実質的に目減りする。海外旅行もできなくなる。

一言で言えば、日本の国民は貧しくなる。

 

国債を発行して様々なことにお金が使われます。もちろん医療や福祉にお金を使うことも大事でしょう。だけど、無いはずのお金を国債で魔法のように出してそれで国の制度を維持することはいずれ限界が来るんじゃないかと思います。

 

表題にも書きましたが、私は経済の素人です。でも、だからこそ、シンプルにものごとを考えます。専門家(特にメディアに登場する人たちの多く)は細かいよくわからないことをもっともらしく言います。

 

私の考えた日本経済の見通しいかがですか。経済のことがわかっている方が「それは違う。」と我々にもわかりやすく言ってくれることを心待ちにしています。

 

でも、もしも、そういう話がなければ・・・。

実はここまで書いたことは入口に過ぎないと私は思っています。なぜ金利を上げることもできないのか、そして国債は国民が買っていると書きましたけど実は多くの部分を日銀が買っている。これは何を意味するのか、そして個人はどう動くべきか。

そういうことをこれから書いていけたらいいなと思っています。