スタイルのある生活~早期退職シニア男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

第1回:導入編「メディアの利上げ報道、なんかズレてない?」

最近、「日銀が金利を1%に引き上げた。」というニュースがありました。メディアの論調は、「31年ぶりの高水準」とか「銀行ローン世帯を直撃」等と否定的です。

 

なんか違和感を感じる。

 

まず、「31年ぶりの高水準」と言っても諸外国に比べると最低水準。ちなみに日本の1%に対して、アメリカは4%弱です。

前にも述べましたけど、様々な要因はあるものの、金利差が大きいと円安になる圧力もそれだけ大きくなる。そして、現実に今、円安になっている。政府が為替介入をしても円安の流れは止まらない。

もっと上げた方がいいじゃないかと思うくらい。

 

次に住宅ローン世帯を直撃という言い方。確かに住宅ローンを組んでいる世帯ではローンの金利が上がって支払いがかさむことになります。だけど、だから金利は上げない方がいいという理屈は通らない。

金利変動型の住宅ローンを組んでいた人たちは、これまでの歴史的な低金利の恩恵を受けてきたわけです。そして、ローンを組む際には「これから金利が上がることもある」という説明は受けているはずです。もちろん、「30年もの間、金利が異常に低かったから上がるとは思っていなかった。」と言いたい気持ちはわかるけれど、それは経済という視点から見たらちょっとね。(*)

* 住宅ローンは一生に一度の買い物に関連するもので金額も大きく問題として意識されやすい、報道もされやすいということもあるでしょう。それは理解できますが。

 

日銀には役割があります。日銀法には「物価の安定」とあります。現在、日本では物価が上がっています。だから、金利を上げたということです。

金利を上げたのが31年ぶりであり、住宅ローンを支払っている人の家計に影響を与えることは事実ですが、なぜ金利を上げるのか、そして金利が上がることの影響の良い面、悪い面を多角的に報道をする必要があるんじゃないかなと思います。

 

このニュース記事をきっかけに色々考えたことがあります。いくつか連載で書いてみたいと思います。次は「日銀ってなんだろう」ということを、素人目線でむつかしい理屈無しに考えたいと思います。

 

私としては、こういう基本的な知識や考え方が、実は個人が投資する際の重要なリテラシーになると考えています。私は、投資歴30年ほどですが、難しい金融理論や技術的な市場分析とかからは距離を置いています。それよりも、経済の基本的な原理原則を理解することが大事だと感じています。

なぜ、私が日本の株式に投資をしないのか、その理由をこのシリーズの最後に伝えられたらいいと考えています。