スタイルのある生活~早期退職シニア男子ハタさんの試行錯誤~

公務員を退職するに至る経緯からその後の生活まで

JR各社のアプリがカオス ~利用者が犠牲になる日本のデジタルシステム~

 

1 はじめに

鉄道会社、航空会社、バス会社などが軒並みアプリやサイトで予約などをすることを推奨するようになって来ました。ごく最近まで私は「アプリを入れて最初の設定をするまでは大変そう。だけどそこまでやってしまえば、きっとお得だし楽になるんだろうなあ。」と大変お花畑なことを考えていました。

 

ところが・・・!

 

2 航空会社のアプリのわからなさ

 先日、中国地方と四国地方を横断する旅行をしてきました。そして行きは羽田から米子までANAで、帰りは高松空港からJALで帰ってきました。当然のことながら、ANAもJALもアプリを入れるように勧められます。

 まず最初のANAですが、予約をした飛行機の確認ができないんです。予約した際に送られてくるメールを探さないと予約できているかどうかがわからない。何のためのアプリなのか?搭乗24時間前にチャックイン手続きをして初めてアプリで確認ができるようになる。

 帰りはJAL。ANAとは発想が全く違うアプリで、予約をした後、航空券をアップルウォレットに入れなきゃいけない。アプリでは予約内容を確認したり、アプリで保安手続や実際に搭乗する際のQRを表示させることはできない。これまた「何のためのアプリ?」って思う。

 ただ、広い心を持てば、両航空会社とも許容範囲かなって思いました。

 

3 JRのアプリのカオス

 覚悟してください。JRはとにかく異次元のレベルで粗悪なアプリです。私は、こういう書き方はしたくないのですが、このくらい書かないと伝わらない。まずは、アプリの数、今回米子、松江エリアから四国の高松まで行くために最終的にJRのアプリは7個になりました。入れたけど使わなかったものも含みます。なぜなら、何を入れたらいいのかわからないから。

①Suicaアプリ

②えきねっとアプリ

③スマートEXアプリ

④JR東日本アプリ

⑤えきねっとチケットレスアプリ

⑥JRおでかけネットアプリ

⑦JRE POINTアプリ

一つ一つどんなアプリなのか説明することも考えましたが、アホらしいのでやめます。

そして、JR四国はさすがにもう我慢の限界を超えたのでアプリは入れませんでした(アプリがあるのかどうか調べるのも止めた。)。

当然のことながら、これらのアプリは個別にアカウント登録が必要です。

その上、どうやら全然バラバラに作られたようで仕様の統一感がゼロ。例えば、パスワードの設定でアプリごとに使える記号が違います。アカウント登録ができなくて先に進めず3~4日かかったものもありました。同じJRのアプリですよ。

その上で、連携させないといけません。

さらに、JRE系のアプリは従前の旧えきねっとアプリに登録していたかどうかでやることが違います。それをこちらが理解していて、新規登録か切り替えかを選ばなきゃいけない。旧アプリに登録したかどうかがわからないとどうしようもない。しかも、ポップアップで「旧アプリからJREへの切り替えはお済ですか?」とか聞かれるんだけど、「切り替えって何?」、「どこでどうしたらいいの?」。何のことだかわからない。

ただ、途中で投げ出すのも悔しいので本当にがんばって最後まで登録して連携させました。だけど、結局JREポイントアプリの使い方がいまだにわからない。ポイント貯めるにはどうしたらいいのか、使うにはどうしたらいいのか、よくわからない。

 

まだ、あるんですよ。

JR西日本の米子、松江エリアから四国の高松まで行く時に、特急券はアプリで取れるんです。でも乗車券は取れない。でも、普通はSuicaアプリがあるんだから、これで行けばいいと思いますよね。でも、Suicaアプリで改札でタッチして行くと、紙の切符を買うよりも高くなるんですよ!意味がわからない。アプリに誘導しておいて、アプリを使うと高くなる。

 

だから、私は某駅のみどりの窓口に行って乗車券を買うことにした。そうしたら、みどりの窓口の乗車券券売機がカオスなんです。途中で経由とか聞かれても初めていく人には何のことかわからないし、また特急券と一緒に買うかどうか等でボタンを一つ押し間違えると・・・。見かねた駅員さんが来てくれたので事情を話したら「僕がやってもいいですか?」って全部やってくれた。感謝。

多分、現場の駅員さんはわかっている。お客さんが混乱しているのを。アプリが粗悪過ぎて、乗車券売機もカオスになり、普通の人はできないということを。

 

細かいこと言い始めたらまだまだあるんですけど、やめます。

どうでしょう。多くの人はここまでやる前に諦めているんじゃないかなって思います。

 

4 地方のバスICカードのカオス

 岡山、金沢などでは、会社によって、あるいはバスによって、ICカードが使えるかどうかが決まります。また、ICカードが使えると思ってかざすと、使えるのは地元のICカードだけだったりします。沖縄の一部バスでは、同じバス会社で使えるバスと使えないバスが走っています。どうしろって言うんですか??

 ついでに言うと、バスじゃないけど、沖縄のゆいレールでは初めて乗るとき、「モバイルSuicaは使えない」ことはちゃんと調べて行ったんです。だから、ちゃんと切符を買いました。だけど、改札に切符を通すところがないんです。さんざん迷った挙句気づきました。「切符にQRコードがある!」。改札機に切符を通すのではなく、QRコードをかざさなきゃいけない。

 

5 なぜこんなことになるのか?

まあ、控えめに言って、現時点の日本のデジタル化はどうかしています。

利用者の便宜ではなく、各会社の縄張り争いや顧客の囲い込みのためにアプリが作られているし、アプリ自体がより使いやすいように作り込みがされていないから、使いにくい。というか、ほぼ使えない。

特にJRは本当に酷い。これってあまり話題にならないですよね。それはあまりに酷すぎて何が酷いのかすらわからないからじゃないかと思います。

 

でも、シニアの私ががんばって使う。応援しているから、もっと使いやすくしてください。